着物の下着は何を着る?振袖の下着に最適なブラ・肌着の選び方

着物(振袖)の下着 下着のコラム:Column

もうすぐ、成人の日。成人を迎える皆様、おめでとうございます!

最近は、成人式に華やかな振袖を着たいという方も増えてきました。
しかし、現代は着物を着る機会が減ったこともあり、いざ着る機会が来た時に、わからないことが多く戸惑うことがあります。

そんな疑問のひとつに、『着物を着る時の下着』があるのではないでしょうか?

美しく着物を着るためには、下着はつけない方がいいというのが一般的でしたが、現代においても、それは変わらず続いているのでしょうか?

そこで今回は、着物用下着について、詳しく解説していきます!

和装時に着る下着とは?

着物の下着(肌襦袢)

実は、着物用の下着があるのは、ご存じですか?
着物用の下着には、上半身に着る『肌襦袢(はだじゅばん)』と下半身に着る『裾よけ』、また上下一体のワンピース型の『肌襦袢』があります。

その上からもう1枚、肌襦袢と着物の間に、袖口からチラリと見える正絹(シルク)などの素材でできた『長襦袢』を着ます。

一方『肌襦袢』は、着物が直接肌に触れるのを防ぐ役割があり、汗などの汚れから着物を守るため、吸汗性に優れた綿100%の素材でできたものが多くなっています。

日常的に着物を着ていた時代に多く使われていましたが、現在は、和装に適した機能的な下着も多く販売されているため、長襦袢の下にキャミソールやスリップを着る方も増えてきています。

しかし、振袖(着物)を美しく着るためには、おさえておきたい下着選びのポイントがありますので、詳しくみていきましょう。

振袖(着物)を美しく着るための下着選びのポイント3つ

肌襦袢や裾よけを持っていない、またブラやショーツを付けないのは気になるという方は、ぜひ知ってもらいたい振袖(着物)に適した下着選びのポイントがあります。

1. 胸が強調されないブラを選ぶ
2. 着物に透けないデザイン・色のショーツを選ぶ
3. 襟元や袖から見えない肌着を選ぶ


1. 胸が強調されないナイトブラやノンワイヤーブラを選ぶ

着物の下着(寸胴型)

肌襦袢の下にブラジャーをつけてもOKですが、いつも使用しているブラをそのまま使えない場合もあります。ワイヤー入りのブラは、帯などで圧迫され苦しくなったり着崩れの原因になるため、できるだけさけましょう。

ボディラインを美しくみせるため、胸をボリュームアップする効果があるブラジャーは、和装にはNGです!着物は、どちらかというと平らな寸動な体型のほうが似合うように作られているため、ボディラインが直線的なこけしのようなラインになる和装用ブラを着用しましょう。

着物の下着(和装用ブラ)

もし和装用ブラを持っていないという方は、ソフトブラやスポーツブラで代用することができます。着物を汚さないよう汗をしっかり吸水する透湿性に優れた綿100%の素材を選ぶとよいでしょう。

和装におすすめソフトブラ

着物の下着(ソフトブラ)

綿100% ソフトブラ カップ付 日本製

着物に最適◎胸を強調しないブラパッド

着物の下着(ブラパッド)

綿100% やさ肌ブラパッド 日本製 2個1セット

2. 着物に透けないデザイン・色のショーツを選ぶ

着物の下着(ショーツ)

振袖は、裾すぼまりに着付けるのが美しいとされおり、そのシルエットをつくるため、腰骨下をきつめに着付けます。そのため、座ったりするとショーツのラインが響きやすいため、装飾があまりないシンプルなデザインのショーツを選んだり、ラインが響きにくいボクサー型を選ぶのもポイントです。

また淡い色の着物では、ショーツの色も透けてしまうことがあるため、注意が必要です。ベージュや肌トーンにあわせたショーツを選ぶと良いでしょう。

着物の下着(ショーツ)

和装時は、ショーツがずり上がっても気軽に直すことができません。そんな時も、ずり上がりにくい特殊なパターン設計のショーツなら安心です♪また選択表示ラベルが転写プリントになっているショーツなら、タグ部分が着物に響かないだけでなく、長時間の着用でもストレスなく過ごせます。

着物に響かない!締め付けないおすすめショーツ

着物の下着(ショーツ)

スーピマコットン 超立体ショーツ スタンダード丈

 

3. 襟元や袖から見えない肌着を選ぶ

着物の下着(衣紋)

とても寒い1月に行われる成人式は、インナーで防寒対策をする方も多くいます。寒さ対策として、長袖やレギンスを着たいところですが、着物を着なれていない方は、普段どおりのちょっとした仕草で、袖口や裾がめくれてしまうことがあります。また振袖は、衣紋(えもん)と呼ばれる衿の後ろがかなり抜けているのが特徴です。ここからインナーがみえてしまうと、せっかくの振袖が台無しです。

着物の下着(裾めくれ)

また振袖は、寒い冬でも寒さがしのげるよう裏地のある袷(あわせ)で作られていたり、補正としてタオルを4枚も5枚も付け、長襦袢・着物・帯を付けるので、かなり温かくなります。インナーを着込むことを意識しなくてもよいでしょう。

着物の下着(着付けアイテム)

どうしてもインナーを中に着たいという方は、キャミソールを選べばOK!キャミソールなら、前後の襟が大きく開いているため、衿元から見えず安心です。

素材にシルクを選べば、汗などの水分を吸収して衣類の外側に放湿してくれるだけでなく、繊維の隙間に熱をためて保温するため暖かくておすすめです。

着物下に着る肌着は?成人式におすすめ!冷えとりシルクインナー

着物の下着(肌着)

シルク100% カップ付きキャミソール 日本製

成人式の日が生理でも安心◎着物を汚さない3つの対策

1. 防水布が広いサニタリーショーツをはく
2. ショーツの上にもう1枚重ねて経血漏れをさらに防止
3. 生理用品は長時間用を使用する

着物の下着(ショーツ)

成人式の会場では、トイレが混んでいて、なかなか利用できないこともあります。量がそんなに多くないと思う日でも長時間用の生理用品を使うなど、ちょっとした工夫で経血モレを気にせず安心して過ごすことができます。

それでは、上記3つの対策をお役立ちアイテムと一緒に詳しくみていきましょう!

1. 防水布が広いサニタリーショーツをはく

夜用のサニタリーショーツは、広範囲に防水布がついているため、長時間座っていることが多い成人式でもお尻に流れていく経血をしっかりガードします。

またナプキンを当てる内側が2重マチで羽根付き対応のサニタリーショーツは、しっかりとショーツに固定してズレにくく、横からの伝いモレも防ぐ効果があります。

成人式の日が生理でも安心◎多い日・夜用サニタリーショーツ

着物の下着(生理パンツ)

スーピマコットン 超立体 夜用 サニタリーショーツ ウイング対応

2. ショーツの上にもう1枚重ねて経血漏れをさらに防止

サニタリーショーツの上にもう1枚、5分丈ボトムなどを重ねてはくと、さらに振袖への経血漏れを防ぐことができます。

もう1枚ボトムを重ねてお腹まわりを温めることができれば、つらい生理痛も和らぎ、防寒対策にもなるためおすすめです。さらにシルク素材は、冷え対策だけでなく、温かくなった室内での汗・温度調整にも役立つ万能アイテムです♪

成人式の防寒対策にも◎3分丈、5分丈ボトム

シルクペチパンツ

シルク ペチパンツ 腹巻つき 日本製

3. 生理用品は長時間用を使用する

振袖を着るときは、普段以上に経血モレに気をつけたいという方には、お尻全体をカバーできる夜用(ロング)ナプキンがおすすめです。

さらに、長時間用ナプキンとタンポンを組み合わせて使うことで、立ったり座ったりしたときでも、経血モレのリスクを減らすことができて安心です。

振袖を汚さない!お尻までしっかりカバー◎布ナプキン

着物の下着(生理布ナプキン)

布ナプキン 多い日 夜用 30cm 日本製