縫い目がかゆいと感じたら… ~肌トラブル改善講座 Vol.4~

縫い目 かゆい 下着のコラム:Column

汗をかく季節を乗り越えたと思えば、次は乾燥する季節がやってきますね。
敏感肌の方は特に、オールシーズン気が抜けません。

少しでも肌トラブル改善のヒントになればと書き始めました ~肌トラブル改善講座~ も第4弾まできました。

第1弾『化繊負けとは?』
第2弾『汗をかく季節に要注意』
第3弾『締め付けない下着』

本日のテーマは「下着(インナー)の縫い目による肌トラブル」についてのお話です。最後までお付き合いくださいませ~。

かゆくなる原因は接触刺激

毎日、直接身に着けている下着、インナー。
縫い目が肌に触れると、かゆみを感じることはありませんか?

元々肌が弱かったり敏感肌の方は特に、ほんの少しの縫い目の凹凸が肌刺激となり、かゆみを感じてしまいます。

パンツ 縫い目 痛い
縫い目と同じく、接触刺激の元になるのが、品質や洗濯表示が記載されている「ネーム(タグ)」。

タグは切り取れば解決するかもしれませんが、縫い目はどうすればいいの?
そこで最近増えているのが、縫い目のない下着です。

縫い目のない下着(シームレスインナー)とは

「縫い目がない」「シームレス」とは文字通り、「縫い目を設けない」つくり(縫製)で、「無縫製」と表現されることもあります。
縫い目が全くないものは「完全無縫製」と言われ、生地同士を糸で縫い合わせていくところを、熱圧着や接着剤などでくっつけて仕立てています。

完全無縫製のものは、化学繊維を使用していることが多いため、縫い目による肌トラブルは無くなっても、化学繊維による肌荒れが引き起こされてしまう場合があります。

わきに縫い目のない下着とは

「わき(脇)」=「外側」を表し、腹巻のように筒状の生地を使用してつくられた下着のことです。
インナーアパレル業界では、「丸胴」「筒」「チューブ」「脇縫い無し」「小寸」「脇シームレス」など、様々な名称で呼ばれています。

各サイズごとに編み立てる必要があり、時間と手間とコストがかかるため、わきに縫い目がない仕様の下着は少なくなっています。

ボディヒンツでは、下着メーカー直販の強みを活かし、日本製のシームレス生地にこだわっています。
裾や袖など縫い合わせる部分は、縫い目が表側になっても違和感のないリバーシブルデザインにしたり、タグも簡単に切り取れるものや表側につけるなど、肌に負担をかけない下着をつくり続けています。

シームレスインナー編み機

天然素材のわきに縫い目のないショーツ(パンツ)

わきに縫い目がないショーツは、スキニーパンツやタイトスカートをはいた時、パンツラインの透け防止にもなります。重ね着することが多いレギンスパンツやペチパンツも、スッキリしたシルエットでストレスフリーです。

縫い目のないシルクショーツ 縫い目のない綿ショーツ
   
縫い目のない綿パンツ 縫い目のないシルクパンツ

天然素材のわきに縫い目のないインナー(肌着)

春夏はブラトップや汗とりインナー、秋冬は防寒のためにインナーを重ね着することが多いです。わきに縫い目がないと、生地のゴロつき感がなくなり着ぶくれしません。

縫い目のないコットンブラトップ 縫い目のないブラキャミ
   
縫い目のない肌着 縫い目のないシルク肌着

天然素材の無縫製ホールガーメントインナー(肌着)

ホールガーメントとは、裁断も縫い合わせもしない、1着まるごと編み上げる製法です。
縫い目がないためゴロつかず、なめらかな肌触りで、やさしく包み込むような着心地。

ストレッチ性が高いため、動きやすく、マタニティママにも好評のニットウェアです。
必要な分量の糸のみで編み上げるため、資源を無駄にしない環境にも配慮したインナーです。

無縫製ホールガーメントパンツ シルクコットンもんぺパンツ

~肌トラブル改善講座~第4弾はいかがでしたでしょうか?

下着は毎日直接肌に触れているもの。
縫い目の刺激なんて…とほっておかないで、未来の肌のために、なるべく刺激の少ないものを選びましょう。

次回の ~肌トラブル改善講座~ は来年でしょうか…?
何卒、気長~~~にお待ちくださいませ(^^)

コメント

  1. 渡部 陽子 より:

    こんにちは。
    誕生日クーポンをいただきました。
    ありがとうございました。
    縫い目が無いコラムを見ての感想です。
    ラベルタグはもちろんですが脇の縫い目のことは他でもよく目にしますが、袖の縫い目は何とかならないものでしょうか?
    腕は胴よりも曲げ伸ばしして余計に擦れます。
    近年体にフィットする肌着の傾向で腕も細めにできていますが、若い人の体型が基準かな?と思うほど腕が細いです。腕の縫い目の為にすべての長袖を裏返しにして着ています。
    混紡編みで「内側が綿です」ってあっても意味ないです。
    本当に困っています。

    • takagi-inner より:

      渡部様
      コメントありがとうございます。
      袖の縫い目による刺激でお困りとのことですが、
      わき(胴)部分は筒状の生地を使用することで、縫い目のない仕様にすることが可能ですが、袖部分はどうしても縫製が必要な部分になってしまいます。
      裁断も縫製もせず、1着まるごと編み立てていく「無縫製ホールガーメント」という製法がありますが、ボディヒンツでのトップスインナーの販売は終了してしまいました…。

      以前ご注文いただきました「綿100%ガーゼシリーズ」は、縫い目が外側になっておりますので、肌への刺激は少ないかと思います。
      よく伸びる生地ですが、締め付け感が気になる場合は、ワンサイズ大きめをご検討くださいませ。

      ▼綿100%ガーゼシリーズ
      https://www.shitagiya-japan-made.jp/c/ingredient/men_shorts/gauze

  2. 佐藤由美子 より:

    縫い目やタグで痒みが出るため色々なメーカーの下着を試していて、今回初めて御社の「シルク100%フライス カップ付きタンクトップ」を購入しました。ほぼ満足してますが、一点気になる点がありました。それは、左肩の縫い目が内側(肌側に)あったので、もし改良可能であれば、縫い目を表側にするとか、平面縫製にできないものでしょうか。

    • takagi-inner より:

      佐藤さま
      コメントありがとうございます。

      商品の仕様について、貴重なご意見ありがとうございます。
      シルク商品も順次、肌あたりやさしい仕様に変更していければと思っております。

      シルク混で、肌にやさしい仕様のカップつきタンクトップもご用意しておりますので、ご検討いただけますと幸いです。
      https://www.shitagiya-japan-made.jp/c/allitem/tops/r113wb

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