帝王切開の傷跡ケア決定版!毎日のショーツでかゆみ解消!

帝王切開の傷跡ケア決定版!毎日のショーツでかゆみ解消!

女性にとっての一大イベントである「出産」。
出産には、「経腟分娩」と「帝王切開」の2つの方法があります。

本日は「帝王切開後の傷跡ケア」についてのお話です。

日々の育児で精一杯…。自分の身体のケアは後回しになりがちですが、産後も長引くおなかの痛みや、かゆみのストレスを少しでも軽減できますように…。
毎日の下着ですぐに実践できる、傷跡ケアをご紹介します。

帝王切開とは

何らかの理由で経腟分娩ができないときに、おなかと子宮を切開して赤ちゃんを取り出す分娩方法です。
事前に日程を決めて行う「予定帝王切開」と、経腟分娩の途中から急遽行う「緊急帝王切開」があります。

最近は、帝王切開による出産が増えており、4~5人に1人は帝王切開で出産しているそうです。

帝王切開の傷跡の種類

帝王切開の皮膚の切り方は、「縦切開」と「横切開」があります。中の子宮を切る方法は基本的に同じで、安全性に大きな違いはありません。

帝王切開の傷跡の種類

縦切開の特徴

・緊急帝王切開や子宮筋腫、超早産児などのハイリスクな場合に多い
・手術のとき、視野を確保しやすく、赤ちゃんを取り出しやすい
・傷の大きさは、4~10cm
・出血と術後の痛みが少なく、傷が治りやすい
・傷あとが目立ちやすい
・ケロイド(傷の跡が赤く盛り上がった状態)になりやすい

横切開の特徴

・予定帝王切開の場合に多い
・赤ちゃんを取り出すのに若干時間がかかる
・傷の大きさは、10cm前後
・術後の痛みが強い
・下着などのゴムより下の位置を切開するため、傷あとが目立ちにくい
・ケロイドになりにくい

帝王切開後、回復までの期間と過ごし方

帝王切開の傷口の痛みは個人差はありますが、術後から3日目頃までがピークで、退院する頃には治まってくる場合が多いです。

傷口自体は、3日程でふさがりますが、傷口の下では炎症が続いており、約1ヶ月間で新しい細胞が傷を埋めていきます。
傷口が赤く盛り上がり、かゆみが出てくることもあります。
その後、3ヶ月~1年かけて目立たない肌色に近づいていきます。

産後1ヶ月くらいは、しゃがんだり、おなかに力を入れたりすると傷口が痛むことがあります。
重いものを持ったり、身体に負担がかかることは控えて安静に過ごしましょう。

家事や育児など家族に協力してもらったり、最近では家事代行サービスを利用する人も増えています。
赤ちゃんのためにも無理はせず、便利なサービスは遠慮せず使っていきましょう。

帝王切開の傷跡のケア方法

帝王切開による傷あとをできるだけ目立たなくするには、術後のセルフケアが大切です。

術後、3ヶ月ほど…

傷跡専用テープを貼る

傷口が完全に閉じ、抜糸またはステープラーや皮膚接合用テープをはずしたタイミングから使うことができます。
下着や衣類の擦れによる摩擦刺激を減らします。
衛生面にも配慮して、テープの貼り替えのときは、刺激を与えないようゆっくりはがしましょう。

術後半年頃まで…

激しい運動は避ける

下腹部は、日常生活の中で力を入れることが多く、それによって皮膚や筋肉が引っ張られるため、傷あとが肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドになりやすい傾向があるといわれています。

紫外線と乾燥対策をする

紫外線は、傷あとが黒ずむ原因になります。また、肌が乾燥すると、かゆみの原因になるため、しっかり保湿しましょう。

傷跡を刺激しない下着をつける

下着などで傷あとが刺激されると、かゆくなり、掻いてしまうと、傷あとが盛り上がったり、かゆみ、赤みの原因になります。
傷あとにウエストゴムが当たる下着や、締め付けの強いパンツは避け、できるだけかゆみを引き起こさないよう心がけましょう。

帝王切開の傷跡のケア方法

産後の回復サポートにも最適!肌にやさしい傷跡ケアショーツ

毎日の下着や衣類による刺激を軽減するために、傷あとをカバーする下着に変えてみるのがおすすめです。
傷跡専用テープを貼っているときから下着を変えておくと、より刺激を軽減できます。

米ぬかの保湿成分で乾燥対策

おなかをカバーする腹巻つきショーツ、すっぽり安心の3分丈タイプも人気です。

米ぬかショーツ 米ぬかボトム

 

伸びがよく、肌あたりやわらかなテンセル素材のハイウエストショーツ

傷あとの位置によっては、マタニティタイプを着用するのもおすすめです。

テンセル超立体ショーツ マタニティ テンセルショーツ

 

ピタっとしたフィット感が心地よいスーピマコットン素材のハイウエストショーツ

産後ダイエット、体型戻しにも最適で、サニタリータイプもあります。

超立体ショーツ ハイウエスト 超立体サニタリーショーツ

 

いつものショーツに重ねばきでケア

おなかの冷え対策にも効果的なシルク素材のペチパンツやはらまきパンツがおすすめです。

シルクペチパンツ シルクコットンはらまきパンツ

まとめ

出産の勲章なんて言われる帝王切開の傷跡ですが、見た目だけでなく、かゆみや湿疹など肌ストレスの原因になってしまっては、育児に専念できません。

毎日の下着を変えるだけなら、忙しいママでも簡単に実践できます。セルフケアと育児を両立して、母子ともに健やかな日々を送れますように…。

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