私はいつも、下着や石鹸、温泉(サウナ大好き)、食事などで肌の調子を整えているのですが、とても痒みがひどく、何をしても痒みがおさまらないときに、薬に頼ることがあります。
今日は、薬と自分なりの付き合い方について、お話したいと思います。
ボディヒンツのレビューで「この下着を着て痒みが治まった」というお声をたくさんいただき、お役にたてて本当にうれしい気持ちと反面、声にはなってないけど「やっぱり何をしても痒い!!」という方もいらっしゃるだろうな…と思っています。
今日は、そんな薬との付き合いが30年になるもちこから、下着ではなくお薬で、炎症による不快な痒みをより早く解決できることを願ってお話させていただきます。(※あくまで、個人の見解になります。必ず皮膚科の先生に使用前にご確認くださいませ。)
ステロイドについて
お肌が弱い方やアレルギーを持つ方にとって【ステロイド】という薬はとても身近で、知っている方が多いと思います。
西洋医学では、炎症や自己免疫による症状を改善する目的で、日常的に使われている薬です。
時々ブログやメルマガにて、ステロイド薬で治療するお話をすると、ステロイドはダメよ!とお叱りをいただくことがあります。
でも、肌の炎症やかゆみは、女性の日常にストレスを与えます。
より早く、炎症を抑え、正常な肌のバランスを保つことが、日々のストレスを抱えずに楽しく過ごせるのだと思うので、私はステロイドを利用しています。(抗アレルギー剤を処方されるときもあります。)
ステロイドの強さ
ステロイドというお薬は、内服・外用とありますが、今年の春、私はとっても痒みがひどかったので、内服薬も先生にお願いしました。
ステロイドには、炎症の程度に合わせた薬があります。ではその強さについてご紹介します。
Strongest(最も強い) ⇒ Very strong(かなり強い) ⇒ Strong(強力) ⇒ Mild(中程度) ⇒ Weak(弱い)
このように5段階の強さがあります。
弱ければ身体にやさしいという印象があり、できるだけ弱いものをお願いしていたのですが、なかなか効かず…これもストレスになって悪循環だと思います。強すぎもよくありませんが、効かないときは強さを変更することも大切です。
私は今年痒みがなかなか収まらなかったので、Mild(中程度) ⇒ Strong(強力)へ変更してもらいました。
今まで1ヶ月痒みが収まらなかったのですが、服用後1週間でピタッと痒みが収まり、うそのように2週間で薬の服用は不要となり、時々保湿クリームやローションを塗るだけでよくなりました。
私の場合、薬を飲む期間は長くても1週間から2週間。これもポイントかもしれません。
痒みの原因
私はいつも2月~6月にかけて痒みが1番ひどくなります。この時期は、ボディヒンツの肌にやさしい下着つけても、痒みが出てしまうことがあります。
この痒みの原因は何なのでしょうか?痒みは人それぞれあると思います。
私と同じ春から夏パターンの方は、
・気温の上昇
・寒暖差
・汗のかき出す頃
・乾燥
・湿度
・紫外線
などが原因でしょうか。
行きつけの皮膚科の先生に聞くと、「寒暖差があるからね」とか、「汗をかく季節になってきたからね」って毎年おっしゃるんですが、さっぱり…じゃあ何をどうすればいいのか…という説明はあまりしてくださりません。
汗をかかなくするわけにもいかないし、仕方のないことなんでしょうね。
皮膚は一度炎症を起こすと、肌のバリア機能の崩壊がおこります。その炎症を加速させるのが、寒暖差や汗なのかもしれませんね。
すっごく汗をかき出す7月になると、肌も強くなるのか、湿気が増えるからなのか、痒みはおさまり、また翌年の2月ごろから痒みが出る…、の繰り返しです。
ステロイドパルス療法を拒否
私は5年前に仕事でとても辛い時期があり、産後ということもあり、ホルモンバランスを壊し、自己免疫疾患の大病を発症しました。
当時、変なこだわりがあり、友人へ通院を促されるもなかなか行かず、気づけば進行は止まらず、病院ではステロイドパルス療法を進められ、2週間に及ぶ入院をすすめられました。
とても悩みましたが結局、子供が小さかったこともあって、療法で入院することはあきらめました。
その時に何気なく皮膚科で処方されていた【ステロイド】という薬について考えさせられました。
ステロイドは、自己免疫の疾患を薬の力をつかって、瞬時に改善することにとても効果のある薬だと思います。でも長く使うことは、自分には合っていないことも理解しています。
今、その自己免疫疾患の病気も改善されつつあり、あのとき入院治療した方がよかったのかな…という疑問も、今では薄らいできています。
話はちょっとディープな感じになってしまいましたが…。
自分の基準をしっかり持って薬と付き合う
今回お伝えしたかったのは、日常にストレスを与えるような痒み(炎症)は、ステロイドとの付き合い方で、早めに正常な皮膚に戻してほしいということです。
なにより、見た目を気にしたり、痒みでイライラしたり、日常を妨害されるような痒みは本当に不快です。
皮膚科に行って、薬をだしてもらえなかったり、効かないようでしたら、別の皮膚科に変えることも大切です。
自分のお肌の調子の基準を常に持っていると、あれ?おかしいな?ということが防げるかもしれません。
冷えからくる不調もそうですね。自分が冷えているという基準を持つことが、日々を快適に過ごすコツかもしれません。
セルフケアが何より大切
敏感肌は、完治することはないのかな…と私は思っています。たまに「治ったよ!」という友達もいるのですが、私は治りません。
天然繊維の下着を着て、カラダやホルモンバランスを崩さない程度に日常を送る。うまく付き合っていくしかないなと思っています。
肌トラブルでお悩みの方は、毎日着るもの、皮膚科、お薬など、今一度見直して、一緒に自分のお肌との付き合い方を考えていきましょう。