突然ですが皆さん、ブルマをご存じですか?
先日、スタッフの娘さんが今も体育にブルマを使っているという話題から、自分たちが学生時代に着ていた体操服の話で盛り上がりました。
昭和世代の私は、ブルマといえば小中学校の体育授業での使用はもちろん、それ以外でも防寒用・生理時・スカート下のみせパンなど、オーバーパンツとしても日常的に愛用していました。
しかし、平成生まれの20代スタッフに聞いてみると、「えっ、体育は短パンじゃないんですか?」とブルマをはいたことがないことが判明!

調べてみると現代は、学習指導要領の改定により体育授業が男女同一になってきたことを機に、男女ともにハーフパンツを使用している学校が多く、『ブルマ』を知らない人が増えてきているそうです。
そこで今回は、懐かしいブルマの話。そしてブルマで秘かに温活していた大人になった女性の皆さんに、ぜひはいて欲しいおすすめパンツ(ショーツ)をご紹介します!
ブルマとは?
ブルマは、20世紀に普及した女性が運動時に着用するショートパンツの一種です。

ブルマの歴史
起源はアメリカで、19世紀半ばの欧米では、身体を締めつけるコルセットと腰枠でスカートを広げた服装が主流だったなか、ブルーマーという方がスカートとゆったりしたズボンを組み合わせたスタイルを着用して流行したことから、そのスタイルのことを『ブルマ』と呼んだそうです。
その後、アメリカでも体操服としてブルマが採用され、大正末期頃から日本にも織物製のふっくらとした形をしたショートパンツのような「ちょうちんブルマ」と呼ばれるものが広まり、戦後の技術発展とともに生地が化学繊維になったり、ピッタリした形に変わっていきました。

日本では東京オリンピックで世界のアスリートたちがレオタードやブルマを着用していたことの影響を受け、1965年頃から急速に全国の学校の体操服としてブルマが広がったといわれています。それから30年もの間、全国の多くの学校で体育授業の体操服として、女子生徒へ着用が義務付けられました。
ブルマが衰退してきた理由
しかし1990年代にはいると、ブルマやセーラー服のブルセラ趣味が商業的に展開され、男性から性的な対象としてみられたり、ブルマ姿の女子生徒を盗撮する事件やブルマの窃盗が相次ぎ社会問題となりました。その後、体操服を自由に選びたいという不満や嫌悪感を抱いた女性たちが声をあげ、学校教育の場から消滅していったそうです。
オーバーパンツとしてのブルマ活用術
学生の頃、女子のあいだで日常使いされていたブルマには、主に3つの役割がありました。
それではここからは、体操服以外のブルマの主な役割と活用術ごとに最適なおすすめショーツをご紹介します!
ブルマ活用術①:防寒アイテム

ブルマはあたたかく寒い冬にとても重宝しました。
「寒いけど、毛糸パンツは子供っぽくて恥ずかしい」と思ってきた小学校高学年頃に、ちょっと大人気分ではく防寒アイテムとして女子たちのあいだで流行しました。
しかし、ブルマはあくまで体操服です。普段から長時間ブルマを着用しているとムレてあせもができてしまったり、鼠径部が締め付けられ黒ズミができてしまうという女子が続出!
そういった理由から、私の周りでは中2頃からブルマの日常使いを卒業する女子が増えていきましたが、校則でタイツが禁止されており、冬はとても寒かった記憶があります。
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ブルマ活用術②:生理時のモレ・冷え防止

また、小学校高学年頃から徐々に初潮を迎える女子も増え、生理時のお役立ちアイテムとしても活躍していました。
皆さんも生理が始まって間もない頃は、不定期に月経が始まることも多くナプキンの使用にも慣れていないため、経血がモレてしまい服を汚してしまった経験があるのではないでしょうか。
そこで活躍したのがブルマです。ブルマは、濃色の紺色で万が一経血が付いてしまっても目立ちにくく、ナイロン製のモノは経血が染み出ることを抑える効果もありました。
またブルマは、運動しやすいよう伸縮性に優れフィットしているためナプキンのズレ予防にも最適でした。
そして何より、おなかを冷やさないようショーツに重ねばきすることで保温性が高まり、冷えによる生理痛の緩和に役立ちました。
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