暦の上では立秋ですが、厳しい残暑が続く毎日です。夏の暑さは、年々増しているように感じますね。
またこの時期は、暑さだけではなく、冷房の効きすぎによる寒暖差で、体調を崩す方も多いのではないでしょうか。
夏の冷え対策
夏場は薄着になりがちなため、冷房が効きすぎた部屋に1日いると、冬より体が冷えてしまうことがあります。
「冷房病」とも呼ばれ、血行不良や内臓の冷え、自律神経も乱れやすくなり、体調不良につながります。
体の内側から温める…冷え性改善に効果的な飲み物
冷え性を改善するためには、日々の食事や飲み物がとても大切です。
暑い日は、つい冷たい飲み物がほしくなりますが、体のことを考えると温かい飲み物が1番。
今回は冷え性改善におすすめの、身近で手軽な飲み物を紹介します。
発酵茶
手軽に体を温める飲み物の「お茶」。
ただ温かくしても、カフェインが含まれる緑茶は冷え対策には向いていません。同じ理由でコーヒーも、カフェインが多いため体を冷やしてしまい逆効果です。
冷え性改善には、カフェインレスの紅茶やほうじ茶、ウーロン茶などの「発酵茶」がおすすめです。
また、杜仲茶も杜仲葉に含まれるアスペルロシドという成分が、冷え性だけでなく、肩こりや便通改善など、幅広く健康に効果があると言われています。
白湯
お茶よりも手軽に取り入れられる「白湯」。
体を温めてくれるため、血行がよくなり、冷え性改善はもちろん、肩こりや腰痛の改善など、飲むだけで体の調子が整います。
体に吸収されやすいため利尿効果があり、むくみ防止の効果も期待できます。
ミネラルウォーターを一度沸騰させ、50℃程度まで冷ますだけですし、ウォーターサーバーなど利用すると、さらに手軽です。
生姜やシナモンでアレンジ
体を温める代表食材といえば「生姜」。
生姜には、血の巡りを良くし、体を温める効果があります。
すりおろした生姜を加えて生姜湯に、紅茶で割ったジンジャーティーなど手軽に取り入れられます。
また、「桂皮」と呼ばれるシナモンには、体の冷えを取り除き、血の巡りをよくする成分が含まれています。冷えからくる肩こり・生理痛にも効果があると言われています。
ココア
カカオポリフェノール、テオブロミンなどの働きで、手足の血流を促し、冷え性改善、手足のむくみ解消にも効果があります。
お砂糖を足すときは、上白糖は体を冷やすため、はちみつや黒糖などで代用しましょう。
冷えが原因?夏のむくみ解消に効果的な食べ物
下半身が冷えると、血のめぐりが悪くなり、余分な水分をため込みやすくなり「むくみ」の原因となります。
水分を排出する力が低下しているため、水分を取りすぎると体内にたまりやすくなります。喉が乾く時期ですが、水分の取りすぎには注意しましょう。
むくみ解消として水分の排出を補う食材には、緑豆やとうもろこし、緑豆もやしがおすすめです。
またこの季節スイカもおすすめです。血流改善に加え、美肌効果もあるといわれています。
おまけ:熱中症対策に効果的な食べ物
水分を補い、やさしく体を冷やす効果のあるトマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜がおすすめです。
冷たいままではなく、火を通して食べましょう。夏野菜カレーやラタトゥユなど作り置きしておくと、手軽に熱中症対策できます。
下半身をやさしく温める、冷え対策グッズ
血流が悪くなると、特に下半身が冷えやすくなります。オフィスで1日中パソコンに向かって、じっと座っているという方も多いかと思います。
定期的にストレッチやマッサージをしたり、冷房による冷えには、腹巻きや、レッグウォーマー、レギンスなど着用して、上手に冷え対策しましょう。
おなかを温める
おなかを触って冷たく感じるときは、腹巻でおなかをやさしく温めましょう。はらまき付(ハイウエスト)ショーツなら、1枚でスッキリ着こなせます。
足首を温める
座りっぱなしのデスクワークでは足元から冷えてきます。レッグウォーマーで足首を温めて、血行を良くしましょう。
太もも、ふくらはぎを温める
おなか、足首だけでは冷え性改善しない場合は、レギンスで太もも、ふくらはぎもカバーして、下半身全体を温めましょう。
まとめ
冷房による冷えがツライ冷え性さんは、夏は水分補給も兼ねて、冷え性改善に効果的な飲み物を取り入れ、体の内側からも外側からもやさしく温めて、冷え知らずな夏を過ごしましょう。